先頃、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトンにて、その年に活躍した黒人著名人を集め、毎年恒例のエボニーマガジン主催による「エボニー・パワー100ガラ」(祭典)が行われた。俳優でコメディアンのセドリック・ジ・エンターテイナーがホストを務め、ガラの出演者リストには名だたるスターが名を連ねた。レジーナ・キング(女優)、ケリー・ローランド(歌手)、キャシー・アイルランド(女優)、ライオン・ベイブ(歌手)、ザ・キャスト・オブ・クィーン・シュガー、シモーネ・バイルズ(体操選手)、ホリー・ロビンソン・ピート(女優)等が参加した。往年の大女優シシリー・タイソンは「エボニー特別功労賞」を受賞し、彼女の復活劇の話題を引用して、エンターテインメント業界における貢献と長寿の秘訣を語った。
同夜、音楽的アイコンであるアースウインド&ファイアーも「エボニー・特別功労賞」を受賞した。 オリジナルメンバーのラルフ・ジョンソンとヴァーダイン・ホワイトはエボニーマガジンについて「エボニーは黒人文化のしきたりを打ち立て、私たちの生活を如実に反映している。そして人としてどのように有るべきかを示してくれているんだ」と話してくれた。
「素晴らしいアフリカ系アメリカ人達、私たちはいつも努力をしてきた。スポーツであったり、音楽であったり、医学であったり 私たちはいままでも優れた存在であるように努めてきた。エボニーはそれらを伝え続けてくれていたのだ」とヴァーダイン・ホワイトは言い切った。 エボニーパワー100の祭典の中では、全米に散らばるアフリカ系アメリカ人達の(多くの黒人共同体が)予測不可能な社会と政治情勢から自分たちのかじ取りを取り戻すよう努め続けている事や人道支援の実績を表彰した。
女優でありコメディエンヌであるホスト役のロニ・ラブは大統領選においてドナルド・トランプの当選後、カナダへの移住を考えたアメリカ人を非難した。しかしながら彼女は2017年からの政治情勢について大きな動きがあることを信じており、
「貴方がたはあらゆる人々から大きな変革を見る事になるでしょう。人々は彼らの定義に基づき、何が正しい判断なのかをもっと見極めるようになる。それは私達に議論をもたらし、共に生きるための行動をもたらしてくれる事でしょう」とラブは述べた。
俳優ラズ・アロンソは「最近アメリカ国内で開催されている一連のイベントもさることながら、エボニー・パワー100のようなイベントは、ハリウッドのアーティスト達が変化の伝達手段としてプラットフォームを使い、アメリカ人として私たちの力のショーケースとなるイベントなのです」と語った。
「このコミュニティは他の何よりも私たちをサポートしてくれていると私は考えます。そして私たちはコミュニティに対しサポートを還元しなければなりません。」とアロンソは言う。「それは貴方のテリトリーから一歩踏み出すことを意味します。貴方の声が、遠慮のない提案が、貴方のサポートが、この定義には必要であると言うことを、貴方は感じる時が来るでしょう」と彼は続た。 アロンソは2017年に公開される1960年代のデトロイトの暴動について書かれたドキュメンタリー映画に女優のポーラ・パットン達と出演している。
以下省略 アメリカにおける黒人共同体において、エボニー・マガジンとそのコミュニティがどのような貢献をしているかが記事には綴られています。 エボニー・マガジンには月に1000万を越す読者がおり、その共同体はアメリカ国内外のアフリカ系アメリカ人に発展と向上を鼓舞する力を彼らに今日も与え続けています。